60代からの保険の見直し方|無駄な保険料を削減して老後資金を守る

はじめに

「保険は入っておけば安心」という時代は終わりました。

60代になっても若い頃に加入した保険をそのまま払い続けている方が非常に多いです。でも正直に言います。**60代に必要な保険と30代に必要な保険は全く違います。**見直さずにいると、必要のない保険料を毎月払い続けることになります。

私自身、母の介護で家計への負担が増えたタイミングで保険を本気で見直しました。以前は生命保険にも加入していましたが、専門家に相談した結果、思い切って解約。医療保険とがん保険だけに絞りました。妻の保険も同時に見直し、合わせて月2万5千円の節約に成功しました。年間30万円です。この経験から、保険の見直しがいかに大切かを実感しています。

今日はその経験も踏まえながら、60代からの保険の見直し方を具体的にお伝えします。


まず現在の保険を全部書き出す

保険の見直しの第一歩は、今自分がどんな保険にいくら払っているかを正確に把握することです。

以下の項目を全部書き出してください。

保険の種類 保険会社 月額保険料 保障内容 加入時期
生命保険
医療保険
がん保険
火災保険
自動車保険
その他

書き出してみると「こんなに払っていたのか」と驚く方が多いです。特に30〜40代に加入した保険をそのまま持ち続けている場合、月3〜5万円の保険料になっていることも珍しくありません。


60代に不要になる保険

60代になると不要になる保険があります。これを把握することが見直しの核心です。

① 高額な死亡保障(生命保険)

生命保険の死亡保障は「自分が死んだ後、残された家族が生活できるか」を目的とした保険です。

30〜40代に加入する理由は明確です。子どもが小さく、自分の収入がなくなると家族が生活できなくなるからです。

でも60代になって子どもが独立していれば、高額な死亡保障は必要ありません。配偶者への備えとして最低限の保障は残してもいいですが、何千万円もの死亡保障は過剰です。

私の場合も、子どもが独立したタイミングと母の介護負担が重なったことで、思い切って生命保険を解約しました。最初は「本当に解約していいのか」と不安でしたが、専門家に相談して納得した上で決断しました。今は全く後悔していません。

② 貯蓄型保険

若い頃に「貯蓄と保障が一緒になってお得」と勧められて加入した貯蓄型保険を持っている方も多いです。でも現在の低金利環境では、貯蓄型保険の利回りは非常に低くなっています。

NISAを活用した投資信託の方が長期的に見てはるかに効率的です。貯蓄型保険は解約して、その分をNISAに回すことを検討してみてください。

③ 重複している保険

気づかないうちに同じ保障が重複していることがあります。

  • 医療保険を複数持っている
  • クレジットカードの付帯保険と自動車保険が重複している
  • 会社の団体保険と個人の保険が重複している

重複している部分は片方を解約するだけで保険料を削減できます。


60代に残すべき保険

一方、60代以降も持ち続けた方がいい保険があります。

① がん保険

60代以降はがんのリスクが急激に高まります。2人に1人ががんになると言われている時代です。がん保険だけは残しておくことを強くおすすめします。

私は現在、がん保険に月6,000円払っています。これは絶対に外せない保険だと判断しています。

② 医療保険(入院・手術)

高齢になると入院・手術のリスクが上がります。公的医療保険の自己負担分をカバーするために、医療保険は持っておいた方が安心です。

ただし過剰な保障は不要です。私は月4,000円の医療保険で最低限の保障をカバーしています。妻も月3,000円の医療保険のみです。

③ 火災保険

自宅を持っている方は火災保険は必須です。ただし内容が過剰になっていないか確認してください。


見直しで実現できる節約効果

保険を見直すと具体的にどのくらい節約できるのか、私の実例でお伝えします。

見直し前(修正後)

保険の種類 月額保険料
生命保険(夫) 約25,000円
医療保険(夫) 4,000円
がん保険(夫) 6,000円
医療保険(妻) 3,000円
合計 約38,000円

見直し後

保険の種類 月額保険料
医療保険(夫) 4,000円
がん保険(夫) 6,000円
医療保険(妻) 3,000円
合計 約13,000円

月2万5千円、年間30万円の節約になりました。

10年間続ければ300万円の差になります。この300万円を老後資金やNISAの投資に回せると考えると、保険の見直しがいかに重要かが分かります。


必ず専門家に相談してください

保険の見直しで私が一番大切だと感じたのは、専門家に相談することです。

自分だけで判断しようとすると、必要な保障まで削ってしまったり、逆に不要な保険を勧められて加入してしまったりするリスクがあります。

おすすめの相談先

保険の見直しラボ・保険市場などの無料相談窓口 複数の保険会社の商品を比較しながら、中立的な立場でアドバイスをもらえます。相談自体は無料です。

ファイナンシャルプランナー(FP) 保険だけでなく、家計全体・老後資金・投資も含めた総合的なアドバイスをもらえます。

私も専門家に相談したことで、本当に必要な保険と不要な保険が明確になりました。「専門家に相談して無駄がなくなった」というのが正直な感想です。一人で悩まずに相談することをおすすめします。


見直しの手順まとめ

  1. 現在の保険を全部書き出す(何にいくら払っているか把握する)
  2. 専門家に相談する(無料相談窓口やFPに連絡する)
  3. 不要な保険を解約する(生命保険・貯蓄型保険・重複保険)
  4. 必要な保険だけ残す(がん保険・医療保険)
  5. 節約した分を老後資金に回す(NISAや貯蓄へ)

まとめ

保険は「入っておけば安心」ではありません。必要な保障を必要なだけ、適正な価格で持つことが大切です。

私の経験から言えることは、見直しを先延ばしにすればするほど無駄な保険料を払い続けることになるということです。月2万5千円の節約は、年間30万円・10年で300万円の差になります。

怖くて手が出せないという方も、まず無料相談窓口に電話するだけでいいです。それだけで大きな一歩になります。

次回はNISAを使った老後資金の作り方についてお伝えします。節約で生み出したお金を賢く増やす方法を一緒に学びましょう。

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