「保険の見直しをしたい。でもどこに相談すればいいか分からない。相談したら売り込まれそうで怖い。」
そう思って、ずっと何年も同じ保険を払い続けていませんか。
私もそうでした。50歳で工場を廃業し、自己破産まで経験した私は、複数の保険に加入したまま何年も放置していました。毎月の保険料が家計を圧迫していても、「どうせ何か言われるだけやろ」と相談することを避け続けていました。
でも無料相談を使って、複数の保険をまとめて整理した結果、月2万5千円の保険料削減に成功しました。
この記事では、私が実際に保険の無料相談を使って気づいたことと、60代におすすめの相談窓口を正直に比較してお伝えします。
60代が保険を見直すべき理由
60代になると、保険との向き合い方が大きく変わります。現役時代に必要だった保障が、60代以降は不要になるケースが非常に多いからです。
生命保険(死亡保障)は本当に必要か
生命保険の死亡保障は「自分が死んだときに残された家族が困らないようにするもの」です。子どもが独立して、住宅ローンも完済しているなら、高額な死亡保障は不要になる場合がほとんどです。
私の場合、FP相談を受けて「今の年齢と家族構成なら、死亡保障はほぼ不要です」とはっきり言われました。それまで何年も払い続けていた生命保険を解約したことで、一気に固定費が下がりました。
60代が本当に必要な保障とは
60代以降に本当に必要になってくるのは、死亡保障よりも医療保障・介護保障です。年齢とともに病気のリスクは高まります。ただし公的医療保険(健康保険・後期高齢者医療制度)でカバーできる部分も多いため、民間の医療保険が本当に必要かどうかは個人の状況によって変わります。
不要な保険を持ち続けることのリスクは見落とされがちです。毎月の保険料が老後資金の積み立てを妨げているなら、保険を整理してその分をNISAや貯蓄に回す方が合理的な場合があります。
私が複数の保険をまとめて整理した体験談
見直し前の状況|破産後に入り直した保険が家計を圧迫していた
私の保険との付き合いは、少し特殊な経緯があります。
32歳で工場を独立開業したときに「経営者やから生命保険はしっかり入っとかな」と言われるまま加入しました。当時は月6万円ほどの保険料を払っていました。子どもも小さかったし、工場の経営者として従業員を抱えていたので、それなりに必要だと思っていました。
しかし50歳のとき、18年間続けた工場を経営難で廃業。同時期に自己破産に追い込まれました。そのとき、月6万円の保険はすべて解約せざるを得ませんでした。毎月の保険料を払い続ける余裕など、どこにもなかったからです。
その後、なんとか生活を立て直して55歳で製造会社に就職。少し生活が落ち着いてきた頃に「やっぱり保険には入っておかないと」と思い直して、保険に入り直しました。子どもはまだ小学生で、これからお金もかかる。妻もいる。何かあったときのために、という気持ちでした。
でも入り直した保険の保険料は月38,000円。破産前の月6万円よりは少なくなりましたが、それでも家計への負担は大きかった。当時は賃貸暮らしで月8万円の家賃も払っていたので、保険料と家賃だけで月12万円以上が固定費として出ていく状態でした。
「なんとかせなあかん」とは思っていました。でも「保険は必要なもの」という思い込みがあって、見直すという発想にはなかなか至りませんでした。
相談を決意するまでの葛藤
56歳のとき、無料の保険相談サービスがあることを知りました。でもすぐには動けませんでした。
頭の中で2つの気持ちがぶつかり合っていました。「本当に何か変わるのかな」という半信半疑の気持ちと、「このままではあかん、何とかしないと」という焦りです。
「無料って言っても、結局何か売りつけられるんちゃうか」という不信感もありました。破産前に担当者が変わるたびに「これも必要ですよ」と言われ続けてきた経験があったからです。保険の世界への不信感は、正直かなりありました。
それでも重い腰を上げたのは、FP相談で老後の収支シミュレーションをしてもらい、「このままでは絶対に足りない」という現実を数字で突きつけられたからです。固定費の中で一番削れる可能性があるのが保険料だと気づき、「とりあえず話だけ聞いてみよう」と予約を入れました。
当日の様子|淡々と、でも的確に
担当者が自宅まで来てくれました。約束の時間にキッチリと来られて、リビングのテーブルに保険証券を全部並べました。破産後に入り直した保険とはいえ、何枚もの証券が並んだとき、自分でも「こんなに入っとったんか」と改めて驚きました。
担当者は特に驚いた様子も、批判する様子もありませんでした。淡々と、でも的確に、一枚一枚の保険証券を見ながら説明してくれました。
「この保険は、今のKazuさんの状況では本当に必要ですか?」
そう聞かれるたびに、私は答えに詰まりました。なぜ入ったのかすら思い出せない保険もありました。「担当者に勧められたから」「なんとなく安心やと思って」。それだけの理由で、毎月何千円も払い続けていた保険がいくつもありました。
特に印象的だったのは、担当者が一切押しつけをしなかったことです。「この保険は必要ですか?」と問いかけるだけで、あとは私が判断する。その姿勢が逆に信頼できると感じました。売り込みをしてくる雰囲気はまったくなく、ただ淡々と「本当に必要か」という視点で整理してくれました。
結果|月38,000円から月13,000円へ
約1時間の相談が終わったとき、毎月の保険料は大きく変わっていました。
見直し前:月38,000円
見直し後:月13,000円
削減額:月25,000円(年間30万円)
主に生命保険を解約・減額しました。子どもはまだ専門学校に在学中でしたが、妻も働いていて、家も妻名義で購入済み。担当者に状況を整理してもらうと、私が思っていたほど高額な死亡保障は必要ないという結論になりました。「言われてみれば確かにそうやな」と思いましたが、自分一人では気づけなかった。それがプロに見てもらうことの価値でした。
解約を決めた瞬間の気持ちは、不安よりも安堵でした。「本当に節約できる。かなり削減できそう」という感覚です。毎月25,000円が浮くということは、年間30万円が老後資金の準備に使えるということです。
あの相談の1時間で、年間30万円の固定費削減ができました。破産後に苦しい家計の中で必死に払い続けていた保険料を思うと、もっと早く見直せばよかったという後悔もあります。でも「気づいたときが一番早い」と思って、今から動いています。
見直し後の行動|浮いた25,000円の使い道
毎月浮いた25,000円は、そのままNISAの積み立てに回しています。保険料として消えていたお金が、今は資産形成に働いています。
56歳のとき、妻名義で小さな家を購入したことで家賃8万円から住宅ローン6万円に変わり、さらに保険料の見直しで月25,000円削減できた。この2つだけで、毎月の固定費が大きく下がりました。
保険の見直しは、老後資金準備の中で最も即効性がある方法の一つだと実感しています。収入を増やすことは時間がかかりますが、固定費の削減は今すぐできます。そしてその効果は毎月・毎年、確実に積み上がっていきます。
「保険を減らして大丈夫か」という不安は今もゼロではありません。でも不要な保険に毎月25,000円払い続けることの機会損失の方が、はるかに大きなリスクだったと今は確信しています。
保険の無料相談窓口おすすめ比較
60代が使いやすい保険の無料相談窓口を比較します。選ぶポイントは「取り扱い保険会社数」「相談方法」「得意分野」の3つです。
①ほけんの窓口
全国に店舗を展開する、知名度の高い保険相談窓口です。取り扱い保険会社数が多く、複数の会社の商品を比較しながら提案してもらえます。
私も実際に利用したことがあります。店舗での対面相談が基本ですが、予約が取りやすく初めての方でも入りやすい雰囲気です。担当者によって質にばらつきがある点は正直なデメリットですが、相談自体は完全無料です。
こんな人におすすめ:初めて保険相談をする方・近くの店舗に気軽に行きたい方
②保険見直しラボ
訪問型の保険相談サービスです。担当者が自宅まで来てくれるため、外出が難しい方や、手元に保険証券を広げながらゆっくり相談したい方に向いています。経験豊富なFPが担当することが多く、複数の保険をまとめて整理したい方に特に向いています。
こんな人におすすめ:自宅でじっくり相談したい方・複数の保険をまとめて整理したい方
③マネーキャリア
オンライン相談に対応しており、自宅にいながらFPに相談できます。保険だけでなく、老後資金やNISAなど幅広い相談が可能です。保険の見直しと同時に老後のお金全体を整理したい方に向いています。
こんな人におすすめ:オンラインで手軽に相談したい方・保険と老後資金を同時に相談したい方
保険相談の前に準備すること
相談をより有効に使うために、以下を手元に用意しておくと効率的です。
- 現在加入している保険の証券(全て)
- 毎月の保険料の合計金額
- 家族構成(配偶者・子どもの有無・年齢)
- 住宅ローンの残高(ある場合)
- 老後の生活費のおおよその見込み
保険証券が見つからない場合は、通帳の引き落とし履歴から保険会社名を確認して、直接問い合わせると再発行してもらえます。
保険見直しで浮いたお金の使い道
保険料を削減したら、その分のお金を老後資金の準備に回すことを強くお勧めします。
私の場合、月2万5千円の削減分をNISAの積み立てに回しています。年間30万円をS&P500・オルカンで運用できれば、10年後には運用益も含めてかなりの資産になる計算です。
「保険を減らして大丈夫か」と不安になる気持ちは分かります。でも不要な保険を払い続けることの機会損失の方が、実は大きなリスクです。
まとめ|60代の保険見直しは老後資金準備の第一歩
60代の保険見直しは、老後資金準備の中で最も即効性のある方法の一つです。私のように月2万5千円削減できれば、年間30万円が老後の備えに変わります。
「売り込みが怖い」「どこに相談すればいいか分からない」という方は、まず無料相談を一度使ってみてください。情報収集だけを目的に使うことは、完全に正当な使い方です。
自分の保険が適切かどうか、一度プロの目で確認してもらうだけで、家計が大きく変わるかもしれません。


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