50代の私が電脳せどりを始めた最初の一週間でやったこと

せどり

前の記事で、サイトアフィリエイトに80万円を溶かした話を書きました。「じゃあせどりって実際どうやって始めるの?」という声をいただきました。

今日はそれに答えます。

難しいことは書きません。50歳のころ、パソコンをポチポチ打ちながら試行錯誤していた私が、最初の一週間に実際にやったことだけを書きます。


まず「電脳せどり」って何なのか

「せどり」という言葉は知っていても、「電脳せどり」となると少し馴染みのない方もいると思います。

私の言葉で説明するとこうです。

ネットで安く仕入れて、ネットで高く売る。家から一歩も出ずに全部できる。

これが電脳せどりです。

店舗せどりというやり方もあります。リサイクルショップやブックオフに実際に足を運んで、安く仕入れてネットで売る方法です。こちらは体を使います。

電脳せどりは違います。仕入れる場所もネット、売る場所もネット。パソコンと梱包材さえあれば、自宅にいながら全てが完結します。

体が不自由な方でも、遠出が難しい方でも、家にいる時間が長い方でも、できる。そこが私にとって大きな魅力でした。


仕入れはヤフオク、販売は3つのプラットフォーム

私の基本的なやり方はシンプルでした。

仕入れ → ヤフオク(オークション) 販売 → Amazon・メルカリ・ヤフオク

ヤフオクのオークションは、出品者が価格を決めるのではなく、入札した人の中で一番高い値段をつけた人が落札する仕組みです。これが重要で、出品者が相場を知らずに安い値段から始めてしまっていることがよくあります。

私はそこを狙いました。「この商品、Amazonでは8,000円で売れているのに、ヤフオクのオークションでは2,500円で出ている」という商品を見つけたら、適正な範囲で入札して落札する。届いたらAmazonかメルカリかヤフオクで販売する。差額が利益です。

販売先の3プラットフォームはそれぞれ特徴が違います。

Amazonは価格が安定していて、需要の読みやすい商品に向いています。メルカリは若い世代の利用者が多く、トレンド商品や日用品が売れやすい。ヤフオクはオークション形式なので、希少な商品や需要が読みにくいものに向いています。同じ商品でも、どこで売るかによって値段が変わることもあります。


一日目:三つのプラットフォームを眺めた

最初にやったことは、売る場所と買う場所を眺めることでした。

Amazon、メルカリ、ヤフオク。それぞれのサイトを行ったり来たりしながら、どんな商品がいくらで売られているかを眺めました。買わなかった。売らなかった。ただ眺めた。

これで十分です。どこに何があるか、画面の構造を目で覚えること。それが最初の一歩です。

ヤフオクは特に、落札履歴が見られます。「この商品、先週いくらで落札されたか」が分かる。これが後で仕入れ判断をするときに非常に役立ちます。最初のうちは眺めるだけでいいですが、落札履歴を見る習慣をつけておくといいです。


二日目・三日目:アマショウを入れた

当時私が使っていたツールがアマショウです。

Amazon上の商品情報や価格、ランキングなどを素早く確認するためのツールです。「この商品、今Amazonではいくらで売れているか」「どのくらい売れている商品か」を調べるのに使っていました。このツールは今はもうありません。

仕入れるかどうかを判断するのに、このツールは欠かせませんでした。ヤフオクで気になる商品を見つけたら、アマショウでAmazonの相場をすぐ確認する。差額が取れそうなら入札する。これが基本の流れになりました。

最初は画面を見ても意味がよくわからなくていいです。使いながら覚えるものです。


四日目:家の中を歩き回った

ここが、多くの初心者がやっていない大事なステップです。

仕入れのことを考える前に、自分の家にある「売れそうなもの」を探すのです。

本棚の奥に眠っている本。使っていない家電。子どもが大きくなって遊ばなくなったおもちゃ。タンスの中の未使用品。引き出しの中で忘れられていたもの。

家の中を歩き回って、売れそうなものをひとまとめにしました。

なぜこれをやるか。理由は二つあります。

一つは、仕入れ資金ゼロで練習できるからです。売れるかどうかわからない段階で、お金を使う必要がない。損しません。

もう一つは、梱包と発送の感覚を身につけるためです。商品を売ると、梱包して送る作業が発生します。最初はとまどいますが、何度かやれば慣れます。家にあるものを使って先に慣れておくと、後が楽になります。

電脳せどりは家で全てが完結しますが、唯一体を使う作業が梱包・発送です。ここだけは練習が必要です。


五日目・六日目:初めて一冊本を出品した

家の中から選んだのは、読み終わった本でした。

Amazon・メルカリ・ヤフオクそれぞれで同じ本の価格を調べ、一番有利に売れそうな場所を選んで出品しました。状態を確認して、値付けして、出品ページを作る。初めてなので30分ほどかかりました。今なら5分もかかりません。

出品した翌日、売れました。

売上は320円でした。手数料を引いたら、手元に残ったのは150円ほどだったと思います。

でも、このとき感じたことは今でも覚えています。**「ネットで自分が稼いだ」**という感覚。たかが150円でしたが、それは私にとって初めての体験でした。

この150円が、その後を変えました。


七日目:もっと売りたいと思った

一週間が終わるころには、もっとやりたくなっていました。

150円の成功体験が「次はもっとうまくやれるかも」という気持ちを作ってくれた。これが、続けられるかどうかの分かれ目だと今は思っています。

同じころ、私はサイトアフィリエイトも並行してやっていました。こちらは200サイトほど運営して、数年間で売れたのは数本だけ。結局うまくいかずに撤退しました。

あのころの自分を振り返ると、せどりとアフィリエイトに向かうときの気持ちの差は、はっきりしていました。

せどりは、次の商品を探したくなる。アフィリエイトは、記事を書かなければという義務感で机に向かっていた。

自分から動きたくなるかどうか。このエネルギーの違いが、続くかどうかを決めると思います。


電脳せどりをやめた理由も、正直に書いておきます

私は50歳から55歳ごろまでの5年間、電脳せどりを続けました。月の売上が80万円から100万円に届くこともありました。

ではなぜやめたのか。これも正直に書いておきます。

きっかけは、Amazonからのアカウント停止でした。

私が中古で販売していた商品のメーカーから「偽物を売っている」という連絡がAmazonに入ったのです。私は偽物を売っていたつもりは全くありませんでした。仕入れた商品をそのまま売っていただけです。

しかしAmazonは、もめるのを嫌がります。メーカーからクレームが入ると、内容を精査するよりも先に販売者のアカウントを止める、という対応をとります。

これはAmazonだけの話ではありません。メルカリもヤフオクも、基本的な構造は同じです。プラットフォーム側は、メーカーや権利者からのクレームに対して、販売者を守ることよりも、トラブルを避けることを優先します。

一度こういう経験をすると、積み上げてきたものが一瞬でゼロになる恐怖が頭から離れなくなります。アカウントが停止されれば、売上も評価も全部消える。どれだけ実績を積んでも、プラットフォームの一存で終わる。

私はそれにうんざりして、段々と遠ざかっていきました。

この経験は、これからせどりを始める方にも知っておいてほしいことです。せどりはうまくやれば確実に稼げます。でも、プラットフォームに依存するビジネスには、こういうリスクがある。それを承知の上で始めてほしい。


まとめ:最初の一週間にやることは5つだけ

難しいことは何もしていません。振り返ると、こうなります。

  1. Amazon・メルカリ・ヤフオクの画面を眺める(落札履歴も見る)
  2. アマショウを入れて相場を調べる感覚をつかむ
  3. 家の中にある売れそうなものを集める
  4. 1点だけ出品してみる
  5. 売れたら、もう1点出品する

「完璧に理解してから始める」ではなく、「わからないままとりあえず動く」。動いてから覚えたほうが、何倍も早い。50代から始めた私が体で覚えたことです。

次の記事では、家にあるものを売り尽くした後、初めて「仕入れ」にチャレンジした話を書きます。ヤフオクで何をどう探したか、最初の仕入れ金額はいくらだったか。具体的に書きます。

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